境港で水揚げされた生け松葉ガニが12月16日、広島駅に新幹線で届いた。

境港で水揚げされた生け松葉ガニ

　「作りたて、獲れたて」の地産品を、新幹線や特急列車で輸送し、駅ナカ店舗で受け取れる「FRESH WEST（フレッシュウエスト）」サービスの一環。今年11月に立ち上げた新サービスで、実施は2回目。

　松葉ガニは境港で16日5時に水揚げされ、せり落とされた。厳しい基準をクリアした証の「タグ」付き。乗務員が乗車する業務用スペースに積み込み11時25分発の特急「やくも」で米子駅から岡山駅に向かい、岡山駅から山陽新幹線に乗り換え、15時41分に広島駅に到着した。JR西日本の広報担当者によると、ほかの輸送手段に比べ、迅速に届けられるほか、特急列車や新幹線での輸送はカニへのストレスも最小限に抑えた環境という。

　販売価格は2万円（500～600グラム）～2万3,000円（600～700グラム）。予約はJR西日本公式オンラインショップ「DISCOVER WEST mall」などで11月30日から受け付け、10匹が事前予約で売れた。JR西日本グループ社員が積み込みや取り下ろしを担当し、広島駅1階のイベントスペースで引き渡した。