原爆ドーム東隣の複合商業施設「おりづるタワー」(広島市中区大手町1)が9月23日、開業10周年を迎える。
「おりづるの壁」の折り鶴は各フロアに備え付けの扉から人力で取り出す
同施設を運営するおりづるタワーは8月26日に会見を開き、戦後100年となる2045年に向けたプロジェクト「広島100」や今後の取り組みを発表した。会見で松田哲也代表取締役会長兼CEOは、これまでに訪れた120万人以上の来館者や施設を支えてきた関係者に謝意を示し、「広島に欠かせない施設に10年間かけて育てることができた。2045年に向けて、地球を優しさと強さ、絆でつなぐ願いを込めて挑戦を続けていきたい」と意気込みを語った。
同施設の象徴で、来館者が折った鶴を投入する「おりづるの壁」は、10年間で約130万羽(重さ約1.6トン)に達し満杯を迎える。坂本真一代表取締役社長は「人を隔てるためではなく、繋ぐための壁として新たな一歩を踏み出す」と話し、9月29日・30日にすべての折り鶴を各フロアに備え付けの扉から人力で取り出すイベントの実施を発表した。
10月2日には、まっさらになった「おりづるの壁」に新しい折り鶴の第1羽目を投入する「ファーストトスセレモニー」を開催。放置竹林などの環境課題に向き合う取り組みとして、国産竹100%の竹紙を用いた「地球に還元する折り紙」での投函(とうかん)を始める。老舗印刷会社の「中本本店」(中区東白島町)と連携して進める。
このほか、建築家・三分一博志氏と進める館内リニューアル構想や、9月19日~23日に小学生以下の展望台入場料を無料にする「KIDS ALL FREE WEEK」の開催も発表した。