広島・呉の建物を一斉公開するイベント「ひろしまたてものがたりフェスタ2022」が11月4日、始まる。

　広島県広島市と呉市のセレクトした建物を解説付きで見学してもらう同イベント。毎年11月に開催してきた。2015（平成27）年から2017（平成29）年までは「たてものがたりフェスタ」の名称で広島県が主催してきたが、2018（平成30）年からは、「ひろしまたてものがたりフェスタ」にイベントを改めた。新たに実行委員会を立ち上げ、対象エリアを県内全域から広島市と呉市に絞った。コロナ禍には、いくつかの建物を公開対象から外し、規模を縮小。感染対策した上で開催を継続している。

　今年は特別公開やガイドツアーなどを行う建物は、広島市内29カ所と呉市内8カ所。見学する建物の一部は施設側の厚意により、普段は立ち入り禁止のエリアも特別に公開する。施設関係者から直接、話を聞き、その建物に込められた思いや時代背景など、建築文化への理解を深めてもらう。事前に見学申し込みが必要な建物もあり、公式ホームページなどで受け付けている。

　このほか、建設中のサッカースタジアムのガイドツアーや建築家の仕事場を公開するオープンアトリエ、子ども向けワークショップ、トークセッションなどの新企画も用意する。

　開催期間はエリアによって異なる。広島市＝11月4日～6日、呉市＝11月12日～13日。参加無料。問い合わせは、ひろしまたてものがたりフェスタ実行委員会事務局（広島県土木建築局営繕課 営繕企画グループ内、TEL 082-513-2311）まで。