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広島・呉駅周辺の開発事業者が決定 「そごう呉店」跡地も再生へ

再開発後の完成イメージ画像。中央は象徴となるペデストリアンサークル

再開発後の完成イメージ画像。中央は象徴となるペデストリアンサークル

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 広島県呉市の呉駅周辺エリアの開発事業協力者が3月1日、呉発祥の大手総合建設会社「五洋建設」(東京都文京区)を中核とするグループ「くれみらい」に決まった。

呉駅前で営業していた「そごう呉店」外観

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 多くの地方都市が抱える急速な人口減少と少子高齢化が呉市でも顕在化しており、一定の人口集積により支えられてきた公共交通や医療、福祉、商業などの各分野で従来のサービス水準維持が課題になっていた。加えて、呉市は斜面市街地が多く、地形的特性も踏まえて災害発生の危険性がある地域などから、居住、都市機能を地域拠点へ集積し、拠点間と拠点内を効率的な交通手段で結ぶまちづくりの検討を進めてきた。基本計画は、都市交通や再開発の専門家、周辺地権者、交通事業者、国、県などと検討を重ね、呉市が2020年4月に「呉駅周辺地域総合開発基本計画」を策定している。

 開発エリアは呉駅から呉中央桟橋までの呉駅周辺。計画には土地の未利用状態の長期化と、呉市の玄関口として相応しいにぎわいの再生が大きな課題になっていた呉駅前の「そごう呉店」跡地の再生も含まれる。「そごう呉店」は、2013(平成25)年1月に閉店。閉店した時点では、個人を含む関係権利者9者の共有財産だったが、百貨店「そごう・西武」(本社=東京都千代田区)が個人権利者の権利集約を行い、呉市、そごう・西武、日本通運の合意により、2020年に呉市が土地と建物の権利を4億円で買い取っている。

 駅前は、将来改修予定のJR呉駅の橋上駅化にも対応したペデストリアンサークルを設け、市街地と大和ミュージアムなどがある沿岸観光エリアの連携を強化。バス事業者と連携した駅周辺の交通円滑化や商業施設や文化・スポーツ施設による集客を目指す。このほか、呉市の防災拠点の整備やランドマークとなる複合型タワーマンションの建設を予定する。

 2023年度末までの工事着工を目指す。

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