広島県呉市の酒場、スタンドを紹介して楽しみ方をレクチャーするスタンドガイドブック「夜の地図（第2版）」の配布が3月23日から、JR呉駅2階改札口観光コーナー、広島駅総合案内所、広島バスセンター総合案内所などで始まった。

　「スタンド」は呉でスナックと呼ばれる酒場のこと。繁華街がある「呉中通商店街（通称＝れんが通り）」周辺の雑居ビルに店を構え、昼から営業をする店も多い。

　ガイドマップでは、呉市スタンドバー組合に所属する87件を紹介する。スタンドへ行ったことがない新規層に向け、1軒当たりの料金の目安、店の選び方や入り方、楽しみ方も載せる。掲載店の入り口にも、マップ表紙と同じデザインで作った6センチ四方のステッカーを貼り、入店しやすいよう工夫する。

　マップは、呉市在住の3人で作る「呉の地図つくり隊」が作成し、呉市スタンドバー組合が発行する。呉の地図つくり隊が2018（平成30）年に発行した「夜の地図」を改訂し、コロナ禍で変わった営業時間や住所などの店舗情報を更新した。

　配布場所は、呉・広島市内の観光案内所、観光宿泊施設、大阪や東京などの観光案内所。1万5000部を無料で配布するほか、呉観光協会のホームページでも公開する。呉市内の飲食店や宿泊施設でも配布し、観光客の滞留時間拡大を目指す。