西広島のアートスペース「アートギャラリーミヤウチ」（廿日市市、TEL 0829-30-8511）で現在、広島にゆかりのある若手クリエーター6組が参加する企画展「空気－微（かす）かなサイン－」が開催されている。

その場で体験できる空間書道

　昨年9月にオープンした同ギャラリーは、医療法人みやうち（同）のグループ法人「みやうち芸術文化振興財団」が運営。ビルの2階・3階に構え、1フロア約60坪。展示スペースは約48坪で、2階はレンタルスペースや特別展に使い、3階は常設展として主に利用する。2階フロアは中央をパーティションで区切ることができるため、1区画（約12坪）を4,500円で貸し出す。

　これまで所蔵する作品を中心に常設展を開いてきたが、企画展を開催するのは今回が初。捉え方が多様な「空気」をテーマに写真や立体物、映像などを集めた。「その場の雰囲気も感じてもらえたら」と、企画した同ギャラリー学芸員の今井みはるさん。2階フロアには映像を中心に展示。目に見えない千羽鶴を折り続ける約32時間の映像作品や空間書道が体験できるSHARFELの「AIR SHODOU」など。広島平和記念公園を中心に笹岡啓子さんが撮影した「PARK CITY」ほか立体物は3階フロアに展示する。

　開館時間は11時～18時。観覧料は400円（18歳以下無料）。火曜・水曜休館。5月11日まで。