広島のお好み焼き店26店舗が集合したフードテーマパーク「ひろしまお好み物語駅前ひろば」（広島市南区松原町）は4月1日より、同施設内の店舗を対象に「広島県民が選ぶおいしいお好み焼きランキングin駅前ひろば」を行うと発表した。

　同施設は昨年10月にオープン。1フロア約400坪のフロアに昭和40年代の屋台スタイルを再現。広島駅前の立地を生かし、主に観光客をターゲットに広島の食文化が楽しめる施設として集客を目指している。

　広島のお好み焼きは麺・ソース・焼き方の組み合わせが多様でニュアンスを伝えるのが難しいとされてきた。同施設では、4社のソースと5社の麺を26店舗が独自のこだわりや焼き方で扱っている。

　ネット上では一定の店舗の情報しか発信されておらず広島のお好み焼きに関する情報が限られていたことに疑問を抱いたのが同企画のきっかけになった（同施設広報の山口さん）という。投票では「美味しい」「おもてなし」「笑顔」の3 項目を5 段階で評価、さらに自由コメント欄を設けている。「食べた人の声を反映し、『おいしい』の中身を具体性を掘り下げて発信できれば」と山口さん。

　投票には、携帯メールを使った販促システムを使う。携帯サイト上で会員を募り、各店に対するコメントを受け付け、メール会員から最も多く「おいしい」のコメントが寄せられた店舗をランキング形式で発表する。告知には、広島市内を中心に発行されているフリーペーパー「イーノ」も活用する。

　同施設広報の山口さんは「広島市内には約1,000店のお好み焼き店が存在する、『広島＝お好み焼き』という食文化が確立するなか、食べた人が何を『おいしい』と感じたのかを掘り下げて発信したい。食べた人の声をきちんと伝えることができれば集客につながるはず」と話している。

　同企画の目標メール会員数は2,000人。ランキングの中間報告は自社サイト内で4月25日、5月25日、6月25日に発表する予定。最終発表は7月5日。

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