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広島の街中にアート拠点 ビル1棟使い、アトリエとギャラリー兼ねる

参加する画家の宮本拓也さん。アトリエの床や天井にもペインティングを施す

参加する画家の宮本拓也さん。アトリエの床や天井にもペインティングを施す

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 広島にアトリエを構えたギャラリー「ART BORN HIROSHIMA(アートボーンヒロシマ)」(広島市中区幟町)が11月27日、広島電鉄銀山町駅前にオープンした。

アトリエを構えたギャラリーが入るビル外観

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 ヒロマツホールディングス(同)が住居、事務所、雑貨店などが入っていた築約40年の8階建てビルを改装して開いた。 ビルは今年に入って同社が取得。当初は取り壊す予定だったが、社会貢献活動の一環として、1年間限定でアトリエ・ギャラリーの運営を始めた。同グループでは、これまで「おりづるタワー」のウォールアートプロジェクトなど、アートに関連した取り組みや支援を行っており、アーティストから活動や広島のアートシーンに関する課題を聞き、アート拠点の開設を決めたという。

 8階建てのビルにはアーティストが滞在し、創作活動や作品展示・販売を行う。フロア構成は、1階=受付・グッズショップ、2~3階=アトリエ兼ギャラリースペース、4~8階=アトリエ。全フロア入場無料で、参加アーティストの完成作品はもちろん、制作の様子も見学してもらう。アーティストはワンフロア4人が入居し、最大20人まで利用可。現在は10人が参加し、さまざまなジャンルのアート作品を制作している。アトリエは無料で提供する。

 参加する画家の宮本拓也さんは自宅マンションで制作を行ってきたが、ヒロマツホールディングスからの誘いで入居した。周りにアーティストがいる環境から「刺激をもらえる場所」と宮本さん。「絵を楽しんでほしい。絵を描くことが楽しいと思える空間をつくりたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~18時。今後もウェブサイトでアーティストの公募を行う。運営は1年間限定。

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