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尾道の「アートな離島」がクラウドファンディング目標額達成 200万円集まる

尾道市の離島「百島(ももしま)」にあるアートセンター「アートベース百島」外観

尾道市の離島「百島(ももしま)」にあるアートセンター「アートベース百島」外観

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 尾道市の離島「百島(ももしま)」にあるアートセンター「ART BASE百島」を運営するNPO法人「ART BASE百島」が2月10日、クラウドファンディング目標金額を達成したと発表した。

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 「ART BASE百島」は、2010(平成22)年に現代美術作家の柳幸典さんが、廃校になった旧百島中学校舎を協働者達と共に改修し、2012(平成24)年に美術館としてオープンした。

 国際的なアーティストによる展覧会やトークイベント、空き家や遊休施設を再活用するアートハウスプロジェクトなど、継続的な活動を行い、地域社会と恊働しながら過疎化する離島をアートで再生しようと取り組むが新型コロナの影響で2020年から展覧会やツアーは中止となり、来場者は激減したという。

 昨年12月から取り組んできたクラウドファンディング募集は、今年5月4日・5日に旧百島中学校舎のグラウンドと島内4カ所の展示施設で開くイベント「ART CAMP IN MOMOSHIMA(アートキャンプ イン 百島)」のチケット料金補助を目的に行った。

 同NPO法人では、「現代アートはよく分からない」「難しい」という意見や感想にも多く触れてきたといい、現代アートは「誰が見てもきれいで美しい作品」だけではなく、理解が難しい作品も多くあることから、より多くの人にアートに触れてもらおうと、クラウドファンディング活用を決めたという。

 目標金額の200万円に達したため、1日目の入場料金は無料。入場は予約制で、3月から公式ホームページで受け付ける。

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