美術のみならずデザインや出版、音楽など幅広い分野で活動する画家・大竹伸朗さんの展覧会「路上のニュー宇宙」が9月15日より、広島市現代美術館（広島市南区比治山公園、TEL 082-264-1121）で始まる。

　平面や立体、多数の油彩画や木炭画など多岐にわたる作品点数は約630点、うち未発表作品は約120点。作品は、廃材、印刷物などさまざまな素材をスクラップする手法で制作されたもの。

　大竹さんは、武蔵野美術大学入学直後に休学、北海道の牧場で1年間無給労働（1974年）、ノイズバンド「JUKE/19.」結成（1980年）、ロンドンのICA で個展（1985年）、モロッコへ旅行・絵本「ジャリおじさん」刊行（1993年）、ヤマナカ・アイと音楽ユニット「パズル・パンクス」結成（1995年）、東京現代美術館で空前規模の回顧展「全景」開催、北海道別海町の牧場と東京のベイスギャラリーで個展（2006年）を開くなど、ユニークな経歴を持つ。

　開催時間は10時～17時。入場料は、一般＝1,030円、大学生＝770円、小中高生＝510円。11月22日まで。

広島市現代美術館