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広島にカフェ併設の野菜販売店-食育・農業生産者支援を目的に

根菜類や葉物など、さまざまな野菜と加工食品を並べる「オルトラーノ」

根菜類や葉物など、さまざまな野菜と加工食品を並べる「オルトラーノ」

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 広島に有機野菜の販売とカフェスペースを併設した飲食店「ORTOLANO(オルトラーノ)」(広島市中区吉島町、TEL 082-569-8318)が8月25日、広島・吉島の本川沿いにオープンした。

店内奥に設けたカフェスペース

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 販売スペースとイートインスペースを設けた同店は、広島や島根などの生産者が野菜を販売する場所を作ろうと、不動産事業をメーンに手掛けるアスカプランニング(安佐南区古市1)が出店した。同社社長の吉村吏ゑさんが、食育や農業支援を目的としたNPO法人「ふぞろいプロジェクト」の理事を務めることから、新事業として店舗を運営する。

 店舗面積は約30坪。入り口付近に無農薬や有機を中心とした季節の野菜と漬物やお茶などの加工食品の販売コーナーを設けた。商品の構成比率は、野菜=8割、加工食品=2割。店内奥のカフェスペースには、「地域のコミュニティーになれば」とキッズスペースと授乳室を作った。席数はテーブル30席。

 カフェの一角に用意したショーケースでは、店頭に並べる野菜を使ったおかずも販売する。単身者でも利用できるよう100グラム180円から販売。総菜の種類は日によって異なるが、10種類前後をそろえる。店内では、30品目が摂取できるように計算したランチ(950円)も提供。子ども向けのキッズプレート(750円)は日替わりで用意する。

 このほか、ビジネスパーソンらに向けた弁当(600円)をそろえるほか、夜は、ご飯、みそ汁、サラダバーの3点セット(300円)とショーケースに並べる総菜を組み合わせた食事も提案する。みそ汁にも10~15種類の具材を入れ、栄養バランスを意識する。ドリンクは、コーヒーや紅茶(以上400円)など。ケーキセット(700円)も扱う。客単価は、ランチなどの食事=1,000円前後、カフェ=700円。

 今後は、生産者を店に招き、「食事を食べて元気になる食育の講座などを開きたい」と吉村さん。子育て中の女性が集まることのできる場作りにも力を入れたいという。

 営業時間は、野菜販売コーナー=10時~21時、カフェコーナー=11時30分~21時(ランチタイム=11時30分~14時)。日曜定休。

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