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広島新駅ビルの「広場デザイン」が決定 「水の都」表現、2階・屋上に設置へ

新駅ビル2階フロアのイメージ図。写真奥には、駅南口にある駅前福屋などの建物が見える。フロア東西の幅は約50メートル、奥行き約50~60メートル。高さは約20メートルで、4フロアに相当する

新駅ビル2階フロアのイメージ図。写真奥には、駅南口にある駅前福屋などの建物が見える。フロア東西の幅は約50メートル、奥行き約50~60メートル。高さは約20メートルで、4フロアに相当する

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 JR西日本広島支社(広島市南区上大須賀町)が2月18日、広島新駅ビルの広場デザインを発表した。

雁木をイメージした大階段を設ける屋上広場

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 体験や交流、憩いの場づくりを行う新駅ビルの核となる広場は、2階と屋上の2カ所に設ける。デザインは広島の建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE(サポーズデザインオフィス)」(中区舟入本町)が手掛け、瀬戸内の穏やかな気候や河川と共に発展した「水の都」広島の風景を表現する。

 2階フロアは、駅ビルに路面電車が乗り入れ、JRと段差なく接続できる。新駅ビルを象徴する空間で、2~5階までは吹き抜け。駅南側には自然光が差し込む大きなガラス面があり、商業施設の壁面では川の水面、3階テラスでは水辺にせり出す雁木(がんぎ)をそれぞれ表現する。

 屋上広場は、休憩場所やイベントなどのシーンで利用でき、7~9階まで重層的につなげる。7階屋上広場には雁木をイメージした大階段を設け、眼下には路面電車駅前大橋ルートや広島の街並みを楽しめる。

 新駅ビルは、鉄骨造の地上20階、地下1階建てで、高さ100メートル。商業施設やホテル、駐車場で構成する。建築面積約1万4000平方メートル、延べ床面積約11万1000平方メートル。JR西日本グループが、広島市の「広島駅南口広場の再整備に係る基本方針」に基づいて、2020年4月から建て替え工事を進めており、新築工事は、現駅ビルの撤去工事や設計が予定通り進んでいることから、3月に着手する。開業は2025年春予定。

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