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生産量日本一の広島・呉産カキを全国へ 同業者が協力、消費促す

呉市は、2018(平成30)年のカキのむき身生産量が日本一に選ばれた。近隣の江田島市とは長年、カキ生産量を競い合っている。呉産カキはクラウドファンディングには今回が初挑戦。

呉市は、2018(平成30)年のカキのむき身生産量が日本一に選ばれた。近隣の江田島市とは長年、カキ生産量を競い合っている。呉産カキはクラウドファンディングには今回が初挑戦。

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 カキの生産量日本一を誇る広島県呉市のカキ生産者で構成する「呉産かき振興協議会」が12月23日から、クラウドファンディングで生産者直送の呉産カキ販売を始めた。初日に目標額の50%を達成し、好調な滑り出しを切っている。

クラウドファンディングに挑戦するカキ生産者たち

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、飲食店への販売低迷が続く中、家庭での消費を促進しようと、普段は同業者でライバル関係にある生産者同士が垣根を越えて、呉産カキ普及のため、タッグを組んだ。

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 クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」を使い、金額(5,000円~1万5,000円)に応じて生産者から呉産カキを直送するほか、倉橋、音戸、阿賀、安浦の4海域で養殖された殻付カキを10個ずつ食べ比べできる数量限定セット(1万円)や20人までの団体向けに貸し切り体験型カキ養殖見学会の募集も行う。

 ネット通販ではなく、クラウドファンディングを選んだのは、「呉の話題性を高め、呉に興味を持ってもらいたい」と同振興協議会の担当者。「コロナ収束後、呉へ足を運んでもらい応援いただければ」とも。クラウドファンディングの反応に対しては、「1年で1番忙しい日々を送るカキ生産者は、夜が明ける前から収穫を始め、日が暮れるまで発送作業を行っている。休む暇もないが、ご支援をいただき、ますますおいしいカキを育てていこうと、気持ちを新たにしている」とコメント。

 「呉産かき振興協議会」は、呉市が2016(平成28)年度から3年間実施した「呉産かき販路拡大業務」を民間で継続し、拡充するため、2019年7月に呉市内のカキ生産事業者の有志8社で発足した。呉産カキの販路拡大や全国へのPR活動やカキ養殖新技術の共同開発などを行っている。

 募集期間は1月29日まで。目標金額達成後も、ホームページに表示される在庫数がなくなるまで販売を続ける。