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広島三越でダウン症画家いかわあきこさん初個展 色鮮やかな作品30点一堂に

「この花はしあわせかな」「この鳥はしあわせかな」と、ささやきながら作品を描くといういかわさん

「この花はしあわせかな」「この鳥はしあわせかな」と、ささやきながら作品を描くといういかわさん

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 色彩が特徴的なアート作品を描く、ダウン症の画家いかわあきこさんの個展が7月2日から広島三越(広島市中区胡町)の画廊で開かれる。広島での個展ならびに百貨店での開催は今回が初めて。

「水色の紙にクジャクを」とのリクエストに応えた作品

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 いかわさんは1970(昭和45)年に京都府宇治市で生まれた49歳。絵を描いたのは30歳を過ぎてから。小さなメモ用紙にいかわさんの絵の原点である「お地蔵さま」を描いた。いかわさんの母親が大きな紙を渡すと、何十枚、何百枚と、お地蔵さまの絵が部屋を埋め尽くすようになったという。

 その後、いかわさんが両親と訪れた動物園で、大きな羽根を広げた白いクジャクに出会い、その日からクジャクを描き始めた。画材はマーカーやアクリル絵具を使い、画材屋に行くこともいかわさんの楽しみになっているという。2017(平成29)年には、ダウン症書家の金澤翔子さんと二人展を実現させた。毎日絵を描くといういかわさんは、「庭に咲いた花や飛んできた鳥や蝶々(ちょうちょ)と一緒に遊んでいる気持ちで描いています。そんな時、とても幸せです」と話す。

 会場には、「お地蔵さま」「さくら満開」「ウエディングドレス」「桜」「蝶々」などをモチーフにした新作を含む、約30点を展示する。うち、約20点は販売する。商品価格は、約6号サイズ(20万円~)、約10号サイズ(40万円)。ポストカードや作品集なども用意する。今月2日・6日の13時~18時は、いかわさんが在廊予定。

 営業時間は10時30分~19時30分(最終日は18時閉場)。観覧無料。今月7日まで。

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