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広島・宇品地区に「浜値」で販売する「カキ小屋」-「オイスターロード」として展開

全国一の水揚げ量を誇る広島県産のカキを「浜値」で販売するビニールハウスの「カキ小屋」

全国一の水揚げ量を誇る広島県産のカキを「浜値」で販売するビニールハウスの「カキ小屋」

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 広島沿岸部の宇品波止場公園内に10月中旬オープンした「焼きガキ小屋」(広島市南区宇品海岸3、TEL 082-255-2775)がにぎわいをみせている。

カキを焼くビニールハウスの中は?

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 全国一の水揚げ量を誇る広島県産のカキを「浜値」で販売するビニールハウスの「カキ小屋」は、公園の一角にオープン。店舗面積は約110坪、席数は240席。ビニールハウスは、カキを焼く炭の熱気が広がる。

 商品は、焼きガキ(1キロ、1,000円)、イカ(500円)、エビ(2匹、600円)、ホタテ(2枚、600円)、サザエ(2個、600円)、アナゴ(500円)、カキが入った炊き込みご飯(300円)など。カボチャ、キャベツ、ピーマンなど広島県産の野菜セット(600円)やテークアウト用の殻付きカキ(1キロ、1,000円~)も用意する。店内はセルフサービスで、1グループにつき炭代(300円)がかかる。

 同店は、瀬戸内海への観光客誘致で地域経済の活性化を目指す広島県の「瀬戸内 海の道構想」実証事業として10月に運用を開始。今後も「オイスターロード」として、瀬戸内海沿岸に店舗を増やしていく。

 オープンから1カ月がたち、平日300人、土曜・日曜1,000人が利用。少しずつ団体客利用も増えてきた。客単価は1人約800円。カキを食べたことのない子どもから「おいしい」という声もあると「ひろしまオイスターロード」発起人の西村真吾さん。生産地と消費地の「日本一」が一致していない広島県産のカキ。生産者と観光客を結びつけることで、「消費日本一にしたい」と意欲をみせる。

 販売所には、ビニールハウスの設置や観光バスを駐車する広いスペースが必要。広島県は県内で企画への参加を呼び掛け、呉、尾道、三原、竹原、東広島、江田島、廿日市の7市が賛同した。近日中に三原市へ2号店を出店する予定。

 営業時間は10時30分~日没。雨天休業。来年3月末まで実施。

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