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広島の居酒屋が「義援酒」企画-東北の地酒そろえ造り酒屋を支援

福島原発からも近い「金寶」「飛露喜(ひろき)」の地酒を持つオーナーの相原さん

福島原発からも近い「金寶」「飛露喜(ひろき)」の地酒を持つオーナーの相原さん

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 東北の地酒を販売することで東日本大震災の復興支援に役立ててもらおうと、広島の居酒屋「あいさん家」(広島市中区小町、TEL 082-258-1123)が、売り上げの一部を募金する取り組みを始めた。

同店で扱う東北の地酒

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 広島や全国の地酒150~160種類を扱う同店では、震災後の3月14日から「楯野川」(山形)、「金寶」(福島)、「南部美人」(岩手)など、東北地方の地酒約8種類を「義援酒」として提供。原価を除いた収益金の一部を義援金として募金する。一升瓶の平均原価は2,500円~2,800円。同店では、地酒の多くを半合500円で提供している。

 同店で扱う地酒の多くは造り酒屋の地酒。震災以降、広島でも募金などの活動が広がりを見せる中、「蔵に残っている酒を売ることで経済的に支援しよう」と、同店オーナーの相原真二さんは東北地方の地酒販売に力を入れる。商品の流通に関しては、到着が予定より数日遅れるものの、酒蔵に在庫があるものは入荷できているという。

 来店客も常連を中心に、積極的に東北地方の地酒を飲むことで「義援酒」に協力している。同店では新しく、「飛露喜(ひろき)」「日高見(ひだかみ)」「月の輪」など4種類の地酒の取り扱いも始めた。「今後も茨城を含め、地酒の扱いを増やしていく」と相原さん。長期的な支援を目指す。

 営業時間は11時30分~24時。

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