広島の「ベジタブルズ&フルーツマイスター」有資格者が一堂に

写真=会場内に展示された広島産の野菜とベジフルコミュニティーのメンバー

写真=会場内に展示された広島産の野菜とベジフルコミュニティーのメンバー

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 野菜のソムリエ「ベジタブルズ&フルーツマイスター」資格取得者の女性を中心に結成された「ベジフルコミュニティー広島」は5月12日、三井ガーデンホテル(広島市中区中町)で1周年を記念したパーティーを開催した。タイトルは、「野菜のソムリエイブニングカフェ『広島のおいしい野菜が食べたい』」。

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 ベジタブルズ&フルーツマイスターとは、日本ベジタブルズ&フルーツマイスター協会が試験や検定を行い、その基準をクリアした者に与えられる資格のことで、「ジュニアマイスター」「マイスター」「シニアマイスター」がある。

 パーティー冒頭、日本ベジタブルズ&フルーツマイスター協会の福井栄治理事長が「野菜ソムリエの役割と今後の可能性」をテーマにスピーチを行い、「農業を次世代へ継承すること」「日常的に食を楽しむ社会を作ること」という同コミュニティーの2つの目的を挙げ、「1人が1万歩ではなく、1万人が1歩を踏み出すことが必要だ」と会場を唸らせた。

 会場では、ジュニアマイスター取得者らが赤のネッカチーフとエプロン姿で参加者と交流。広島産の野菜を使った「野菜料理の試食」、同コミュニティースタッフらによる「野菜の基礎知識ミニ講座」なども行われた。

 同コミュニティーで唯一「マイスター」の資格を持つ加藤さんは、「実家が兼業農家ということもあって昔から『食』に興味があった」という。公務員として働きながら同資格を取得。「まん延している『スローライフ』『スローフード』のスタイルが日本人にとって最適なものなのか疑問を持ち、昨年はイタリアの農場も見学した」と加藤さん。「問題は1つの行動では解決せず、トータルな見方が必要だと感じている。同資格を取得することで自分が消費者と供給者の『通訳』のような役割ができれば」(加藤さん)と話している。

 パーティーには、農業関係者、食品業者、消費者など約80人が参加した。2007年5月現在、同コミュニティーのメンバーは55人。同コミュニティーの米田代表は、「この会を通じて、まずは一般の方に『野菜ソムリエ』の存在を知ってもらいたい」と話している。

ベジフルコミュニティー広島日本ベジタブルズ&フルーツマイスター協会

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