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広島経済新聞の2019年PVランキング 食トレンド反映、「タピオカ」「高級食パン」上位に

アルパーク東棟と西棟(写真右)。当初は東棟の売却のみ伝えられたが後日、西棟の売却も明らかになった。

アルパーク東棟と西棟(写真右)。当初は東棟の売却のみ伝えられたが後日、西棟の売却も明らかになった。

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 広島経済新聞の2019年PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、広島市西部の大型SC「アルパーク」東棟が売却を伝えた記事だった。

閉店セール中の「天満屋広島アルパーク店」

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 「アルパーク」東棟(広島市西区草津新町2)は、三井不動産フロンティアリートマネジメント(東京都中央区)が5月31日に売却した。販売額は38億円。東棟を含む、施設の運営・管理は、大和ハウス工業(大阪市北区)が引き継いでいる。アルパークの核テナントとして1990(平成2)年に西棟にオープンした百貨店「天満屋広島アルパーク店」も今年7月、店舗を展開する天満屋(岡山市北区)が売上低迷などの理由で2020年1月31日に閉店を発表している。

 ランキングは今年1月1日から12月12日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 広島の大型SC「アルパーク」東棟が売却へ 施設は引き続き営業(5/16)

2. 広島に高級食パン専門店「考えた人すごいわ」 全国4店舗目(11/15)

3. そごう広島にタピオカドリンク専門店「TEA18」 台湾茶のボトル販売も(8/9)

4. 広島に新造クルーズフェリー「シーパセオ」 広島・呉-松山航路で運航開始(8/1)

5. カープがバスタブ観戦席「バスタベリア」新設 2人1組で利用(2/14)

6. 広島に台湾ティーカフェ「ゴンチャ」 中国地方初、2000通りの台湾茶そろえる(7/5)

7. 広島駅南口広場の再整備計画発表 駅ビル建て替え、広電ルート新設も(3/15)

8. 広島・横川の無添加「食パン専門店」が2号店 素材と一斤売りにこだわる(9/4)

9. 広島駅南口に「はしご酒」スタイルの居酒屋 開店から閉店まで、「定額飲み放題」も(9/9)

10. ジアウトレット広島にネコの形した高級食パン店「ねこねこ食パン」(11/27)

 ランキング上位には今年、広島でも出店が相次いだタピオカドリンク店や高級ブランドを売りにした高価格帯の食パン専門店の話題がランクインした。広島初登場のブランド、ショップが多く、オープン直後に行列ができる店もあった。各店では見た目や素材、製造工程に趣向を凝らした商品が多く、購入客によるSNSへの投稿も目立った。

 例年、話題を集める「Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(マツダスタジアム)」(南区南蟹屋2)の新座席や瀬戸内海汽船(広島市南区宇品海岸)が8月1日から「広島・呉-松山航路」で運航を開始した新造クルーズフェリー「シーパセオ」にも関心が集まった。

 船舶は、ユニバーサルデザインを取り入れ、公園をコンセプトにデザインした。旅客定員は300人。同社では、2020年にクルーズフェリー「四万十川」に変わる新造船1隻の追加導入を予定しており、「広島・呉-松山航路」クルーズフェリーを共同運航する石崎汽船(松山市高浜町5)も今年10月に新造船を導入。来夏にも独自コンセプトの新造船1隻の導入を計画する。2020年夏には新造クルーズフェリー4隻での運航体制を整え、航路全体で快適性を追求していく。

 このほか、路面電車の駅前大橋ルート新設を含む広島駅南口広場の再整備計画および駅ビル「ASSE(アッセ)」建て替えを広島市、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)、広島電鉄が今年3月に発表。新たな駅ビルは、鉄骨造りの地上20階・地下1階。商業フロアはショッピングセンターやシネマコンプレックスが主軸で、ビル最上階には、JR西日本ホテルズの新ブランド「ホテルヴィスキオ」が入る。客室は約400室。路面電車は現在の駅南口広場から、駅ビル2階フロア相当に乗り入れる計画。2025年春の開業・供用開始を目指す。

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