アーバン(都市型)スポーツの祭典「FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2020(以下、フィセ広島)」が来年4月3日から3日間、広島城そばの広島市中央公園(広島市中区基町)で開催されることが明らかになった。日本アーバンスポーツ支援協議会が11月25日に発表した。
2018(平成30)年4月から広島市中心部で毎年4月に開いてきたアーバンスポーツの祭典。3回目となる今回は、これまで利用してきた旧広島市民球場で全国都市緑化フェアを開くことから、会場を最寄りの広島市中央公園に移す。今年4月の同大会では10万3000人が来場した。
競技は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、2020年オリパラ)で日本人のメダル獲得が期待される「BMX パーク」や、史上初、国際体操連盟の世界選手権として開催される「パルクール」、2024年パリオリンピック・パラリンピック競技大会で新競技有力候補となっている「ブレイキン」、「BMX フリースタイル フラットランド」「スケートボード ストリート」「ボルダリング」「ローラーフリースタイル」を加えた7種目。
2020年オリパラを前に、各国を代表するアーバンスポーツのトップアスリートらが広島に集結し、国内外に向けてアーバンスポーツを盛り上げるほか、今年4月の同大会に続いてエキシビション競技として、「eスポーツ」を広島県立総合体育館小アリーナで開催する予定。
今年4月の同大会で準優勝した「BMX フリースタイル パーク」の中村輪夢選手は、「BMX ライダーは声援があるといつも以上のパフォーマンスが出せる。日本で開催されるということは、声援が多く自分の一番良いパフォーマンスを出せるので、フィセ広島は一番楽しみにしている大会。今年の広島大会では準優勝でしたが、来年は優勝できるように頑張る」と意気込みを語った。