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広島の市街地に少人数の縫製工場 オープンから1年、若手育成に注力

じぞう通りのジェイカフェが業態変更したカフェバー「Motel」と同じビルに構える

じぞう通りのジェイカフェが業態変更したカフェバー「Motel」と同じビルに構える

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 広島・平和大通りとじぞう通りの交差点近くの縫製工場「kurisumade factory(クリスメイドファクトリー)」(広島市中区富士見町、TEL 082-247-0440)が9月、オープンから1年を迎えた。

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 街中に小規模の縫製工場を作りたいとアパレルブランド「kurisumade」や作業場兼雑貨店「Line」(南区東雲本町2)を運営する栗栖弘美さんが開設した。フロア面積は約21坪。当初は立地を生かし、シェア利用ができる縫製に特化したスペース展開も考えたというが、縫製の発注が多く、初年度は裁縫スタッフの育成に力を入れてきた。

 現在は社員、パート、学生インターン、内職の計10人で営業する。衣類は数点からの小ロットに対応できるため、個人やメーカーなど県内外の10社から依頼が入っている。工程ごとに仕事を振り分け、分担する。縫う作業は全体の2割ほどで生地の裁断や検品、商品のタグ付け、縫うための下準備などが8割を占めるという。

 「雇用の創出や縫製業界の地位向上と革新、若手後継者の育成に力を入れたい」と栗栖さん。2年目を迎えた今年は、縫製工場の稼働とスタッフの手数を減らした時間短縮が目標。工場の空き時間を活用したシェア利用は3年目の稼働を目指す。

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