広島・横川に「店」を選ぶセレクトショップ-女性2人が共同出店

「colorful hands」店主の植田さん(右)と「かえるやほんぽ」店主の米村さん

「colorful hands」店主の植田さん(右)と「かえるやほんぽ」店主の米村さん

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 古着店やネコカフェ、雑貨店が並ぶ広島・JR横川駅北口近くの三篠金座街に8月20日、雑貨やアート教室、カフェを併設した「SMOKE TREE HOUSE(スモークツリーハウス)」(広島市西区三篠2、TEL 082-230-3103)がオープンした。

彩りが豊かな雑貨

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 同店はアフリカや色鮮やかな雑貨を扱う「colorfulhands(カラフルハンズ)」と作家の作品を展示販売するカフェ併設店「かえるやほんぽ」の2店がショップインショップとして入り、店主はそれぞれ異なる。

 「colorfulhands」の店主は、横川商店街に昨年11月オープンした雑貨店「カラフル・ステッチ」(横川町2)を共同経営していた植田久美子さん。横川商店街でギャラリー併設のカフェ「カモメのばぁばぁ」で出会った「かえるやほんぽ」店主の米村欣子さんと複合ショップをオープンした。

 米村さんは十数年間、ステンドグラス作家として活動。陶器や色の入っていない無色のガラスや骨董(こっとう)店や解体工事現場で見つける廃盤になったガラスを使った作品が特徴。これまで、広島県内のギャラリーで個展の巡業や委託販売を行ってきたが、移動や作品の持ち運びに時間がかかることから、「店を持とうと考え始めた」。「新しい作品を常に展示できない」ことも背中を押した。

 約7坪の店内では、展示会などの活動を通じて知り合った県内の作家10人前後が作るアクセサリーや漆塗りの食器、草木染めのストールなどを販売。テーブルやカウンターは空間を広く見せようと低めに設計した。

 店内入り口そばでは、植田さんが運営する約5坪の「colorfulhands」が営業。「仕事を長くやっていける」ことを理由に昨年11月、「カラフル・ステッチ」を共同で起業した植田さんは7月末に同所での営業を終了。同店では、販売していたアフリカ雑貨やフェアトレード商品に加え、新しく「エム・デザイン」(京都府亀岡市)の文具も取り扱う。

 ワンフロアを仕切って複合ショップとして営業する同店。「店を選ぶセレクトショップ」と米村さん。扱う商品が異なることから「違う世界が楽しめる」と植田さんは隣り合っているメリットについて話す。現在は、女性客を中心に来店。「近所の人も増えた」と植田さん。店内ではカフェや手作り教室を開くことから地域に浸透する店作りを目指す。

 営業時間は11時~21時。第1・第3火曜定休。

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