被爆電車653号で広島市内中心部を巡る期間限定ツアー「ピースループ653」が8月2日に始まる。
653号は1942(昭和17)年製造の広島電鉄(広島市中区)生え抜き車両で、1945(昭和20)年8月6日に江波付近で被爆した後、4カ月後に復旧。現在は被爆当時の塗装で復刻した車両としてイベントなどで運行している。
ツアーは、広島駅を発着点に、2026年3月に開業した広島電鉄循環線を2周し、広島の歴史と現在の街並みをガイド付きで巡る。広島駅では復元制服を着用したガイドが参加者を迎え、1940(昭和15)年代の復刻切符をモチーフにしたノベルティーを配布する。
1周目は、戦前や被爆直後の映像をタブレットで視聴しながら、広島の歴史に触れる内容とする。2周目はツアーガイドがオリジナルマップを使い、復興した広島の街並みや地元ガイドお薦めのスポットを紹介する。
運行ルートは、広島駅から稲荷町、紙屋町東、広電本社前、皆実町六丁目を経由して循環線を2周する。2周目は的場町、八丁堀、本通、広電本社前、比治山下、広島駅の各停留場で途中下車できる。途中下車した時点でツアーは終了し、再乗車はできない。
運行は期間中の土曜・日曜・祝日を中心に計20便。8月2日午前便は試乗会のため一般募集は行わない。定員は各便25人。料金は、大人(中学生以上)=3,500円、小学生=1,500円。幼児(小学生未満)は無料だが、映像視聴用タブレットやノベルティーの配布は対象外。参加者には、広島市内の路面電車や路線バスなどが2日間乗り放題となる「広島たびパス(2DAYパス)」を進呈する。
申し込みは7月10日9時30分から、たびまちゲート広島の予約サイトで受け付ける。空席がある場合は、広島駅停留場ホームで運行開始30分前から当日受け付けも行う。当日申し込みの支払いは現金のみ。
10月31日まで。