喫茶店で映画「イエスタデイズ」会見-広島出身の窪田監督も来広

映画「イエスタデイズ」のワンシーン(左=塚本高史さん、右=原田夏希さん)©2008 YESTERDAYS FILM PARTNERS

映画「イエスタデイズ」のワンシーン(左=塚本高史さん、右=原田夏希さん)©2008 YESTERDAYS FILM PARTNERS

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 広島市出身の映画監督、窪田崇さん監督作品「イエスタデイズ」の記者会見が10月24日、サロンシネマそばの喫茶店「喫茶ルーエぶらじる」(広島市中区大手町5、TEL 082-243-4342)で行われた。喫茶店での記者会見は珍しく、会見中に劇中でキーポイントとなるクリームソーダが出される場面も見られた。

会見中にクリームソーダを飲む窪田監督と稲葉プロデューサー(広島経済新聞)

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 窪田監督は、Mr.Children「ひびき」やSEAMO「MOTHER」の音楽PVや今井翼さん主演のドラマ「劇団演技者。」、短編映画「ハミングライフ」などを作り続ける新進の映像作家。今回は初の長編映画の監督を務めることで話題を集めている。20歳まで広島で育った窪田監督は、大手配給とは違った映画を配給している映画館「サロンシネマ」にはよく足を運んでいたと感慨深そうに話した。

 映画は、主人公の聡史(塚本高史さん)が、がんを患い余命わずかな父親・昭彦(國村隼さん)から連絡を受け病院に駆けつけたところから始まる。しばらく疎遠になっていた父親のやせた姿に動揺しながらも家を飛び出したときと同じように悪態をつく聡に昭彦は1冊のスケッチブックを手渡し30年前に付き合っていた女性を探してほしいと頼む。しぶしぶ引き受け「真山澪」という女性を探し始めた聡史は、スケッチブックに描かれた場所を訪れ、不思議な体験をする。

 8カ月をかけて完成させた脚本は男性目線で描かれており、「父と息子」に焦点を当てている。撮影現場の中心は30代。ベテランと若手が入り混じった現場からは「いい意味の緊張感が生まれた」と同席したプロデューサーの稲葉尚人さん。年上の人を相手にどこまでやれるか、プロフェッショナルな現場だったと振り返る。

 翌25日には、窪田監督のトークイベントが広島工業大学専門学校(西区福島町2、TEL 0120-331786)で開催される。イベントでは、今までのキャリアを中心に現場でのエピソードなどを話す。

 映画は11月1日からサロンシネマほか全国の劇場で公開予定。トークイベントは13時~14時。

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