広島の「推理」サークルが30年-記念イベントにミステリー作家も

これまでの記録をまとめた機関紙「折れた剣」を手に持つ会長の佐々部義人さん

これまでの記録をまとめた機関紙「折れた剣」を手に持つ会長の佐々部義人さん

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 今年で30周年を迎えた「広島推理小説研究会」が6月11日、インテリアとカフェの融合店「collect with Cafe」(広島市中区中町)で記念イベントを開く。

会場はインテリアとカフェの融合店

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 通称「探偵小説おもしろクラブ」の名で活動する同研究会は1980(昭和55)年に発足。月一度、カフェやサロンに集まり、決まった一冊の本について話を交わしてきた。現在の会員数は約60人で、10代の学生から社会人、70代まで幅広い。「入会の条件は、本が好きな人」と会長の佐々部義人さん。会員の80%を女性が占める。

 当日は、広島市内の書店員が広島にゆかりのある本を選ぶ「広島本大賞」を受賞したミステリー作家・光原百合さんを迎え、ミステリー座談会を開く。このほか、同研究会これまでの記録をまとめた機関紙「折れた剣」の展示も予定。

 子どもに本を読むくせをつけたいと興味を持ちやすいミステリーに絞って集まり始めた文芸サークル。毎月の参加者は10人ほどだが、一度でも参加したことのあるメンバーは約300人に上る。「ミステリーは幅が広いジャンル」と佐々部さん。「30年続くのは珍しい。広島の文化的な啓蒙(けいもう)に役立てたい」と意欲を見せる。

 開催時間は14時~16時。会費は3,000円。会員以外の参加も受け付ける。問い合わせは、佐々部さん(TEL 082-228-6779)まで。

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