セーラー万年筆（東京都港区）の生産拠点となる広島工場（呉市天応西条）が4月3日、一般人対象の工場公開を始める。

　1911（明治44）年に呉市で創業した同社。現在も呉市に本店と広島工場を構える。広島工場では、万年筆を中心とした筆記具、インクを生産。2022年10月には増産体制を強化し作業環境の向上を図るため、新工場棟を建設した。敷地面積は約2万2000平方メートル。

　工場見学では、厳格な品質基準の下1本ずつ作る万年筆の製造工程をスタッフが案内するほか、大正時代から現代までの万年筆を展示するショールーム見学、万年筆の試し書き体験を用意する。

　開催時間は13時30分～14時50分。参加無料。所要時間は約1時間20分。1週間前までの電話予約制（月曜～金曜、TEL 0823-55-7784）。申し込み人数は1回につき1～5人。開催日は毎週水曜。