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広島で映画「オッペンハイマー」フィルム上映 東京に続き国内2館目

35ミリ映写機の準備をするベテランスタッフの広兼浩二さん

35ミリ映写機の準備をするベテランスタッフの広兼浩二さん

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 アカデミー賞で最多7部門を受賞した映画「オッペンハイマー」の35ミリフィルム版上映が4月19日、広島の映画館「八丁座」(広島市中区胡町、TEL 082-546-1158)で始まる。

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 国内での35ミリフィルム版上映は、「109シネマズプレミアム新宿」(東京都)に次いで2館目。八丁座では2010(平成22)年の開館時にフィルム映写機を導入したが、デジタル作品が増えたことにより、2014(平成26)年ごろから稼働する機会が減っていた。2つある劇場のうち、シアター「壱」のフィルム映写機はコロナ禍の2021年、スクリーンなどの設備を改修するタイミングで撤去した。長らく映写室で保管してきたが、置き場所や維持費がかかることも課題だったという。

 もう1台あるシアター「弍」のフィルム映写機は残したが、最後に利用したのは約7年前。来月に撤去予定だったが、今回のフィルム上映に合わせて、再稼働が決まった。東京から技師を招いて機器のメンテナンスを施し、テスト上映を繰り返して公開に備えた。

 「新作映画で、しかも『オッペンハイマー』をフィルムで上映できるとは思わなかった」と同館支配人の蔵本健太郎さんは驚きを隠せない。「この機会にオリジナル映像の質感や奥行き、アナログ的な色彩が凝縮された映像をスクリーンで体験してもらえれば」と笑顔を見せる。八丁座では、デジタル版とフィルム版を同時上映するため、見比べることもできる。

 現在でもフィルム撮影にこだわるクリストファー・ノーラン監督は「私たちは、オリジナル・ネガの粒状感や質感、アナログ的な色彩を35ミリに凝縮した非常に効果的な35ミリ版を制作した。それは、観客の皆さんに見てもらえる素晴らしい上映フォーマットだ」と、フィルム上映についてコメントを寄せている。

 上映時間は4月25日まで=10時5分~13時5分、4月26日~5月2日=10時20分~13時20分。(5月3日以降は未定)。料金は、一般=1,800円、大学生=1,500円、高校生以下=1,000円、60歳以上=1,100円。

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