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広島で映画「長崎の郵便配達」中高生向け試写会 監督ら舞台あいさつも

ドキュメンタリー映画「長崎の郵便配達」のワンシーン©1988坂本肖美

ドキュメンタリー映画「長崎の郵便配達」のワンシーン©1988坂本肖美

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 ドキュメンタリー映画「長崎の郵便配達」に広島県内の中高校生を招待した試写会が7月28日、福屋八丁堀店内の映画館「八丁座」(広島市中区胡町)で開催された。

試写会後に登場した川瀬監督、大倉さん、由美さん

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 元英国空軍大佐でジャーナリストのピーター・タウンゼンドさん(故人)が、1984(昭和59)年に出版したノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」をモチーフにした同作品。子どもの時に被爆した人たちに話を聞こうとタウンゼンドさんは、1978(昭和53)年に長崎を訪ねた。そこで、小説に登場する谷口稜曄(すみてる)さんに出会った。谷口さんは当時16 歳で、郵便配達中に被爆。背中に大やけどを負ったが生還し、その後は生涯をかけて核廃絶を訴え続けた。タウンゼンドさんは、1982(昭和57)年に6週間にわたって谷口さんを取材し、同小説を書き上げた。

 映画は、タウンゼンドさんの娘で女優のイザベル・タウンゼンドさんが、2018(平成30)年に家族で長崎を訪れて撮影した。谷口さんは前年の2017(平成29)年8月に亡くなっており、会うことはかなわなかったが、イザベルさんは父の著書とボイスメモを頼りに長崎の街を巡る。

 試写会には、広島県内の中高生約60人が参加した。上演後には、川瀬美香監督が舞台あいさつに登壇。応援団として、能楽師の大倉正之助さんと女優の由美かおるさんも駆け付けた。川瀬監督は「2週間長崎に滞在し、撮影を行った。大変なことだらけだったが、イザベルさんの向上心は素晴らしく強かった」と笑顔で振り返った。

 映画は8月5日から全国公開。広島では、「八丁座」「広島バルト11」で上映する。

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