広島経済新聞の2022年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は、広島市唯一の水族館「マリホ水族館」の開館5周年を迎える記事が輝いた。
ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 広島の「マリホ水族館」が開館5周年 開館日は入館料5円に(6/8)
2. 「広島民なら分かる」キーホルダー、カプセルトイに 設置場所はあえて秘密(4/22)
3. 広島であんぱんフェス 県内外から35店が参加、あんぱん40種類販売へ(5/11)
4. 映画「ドライブ・マイ・カー」の広島ロケ地マップ 高速4号線や大崎下島など(1/11)
5. 広島に高級食パンのサンドイッチ専門店 広島駅弁と岸本拓也さんコラボ(5/26)
6. 広島マリーナホップが解体 2025年に多目的サーキット整備へ(1/18)
7. 広島でギョーザ無人直売所「餃子の雪松」出店攻勢 1カ月で8店(3/2)
8. 広島・尾道に新たなサイクリングコース「グラベルロード」 しまなみ海道で初(1/7)
9. 広島・呉駅周辺の開発事業者が決定 「そごう呉店」跡地も再生へ(3/4)
10. 広島・宮島口で「はしご酒」 日の出から始まる骨董市も(3/18)
「マリホ水族館」(広島市西区観音新町4)は広島市内で唯一の水族館として、2017(平成29)年6月24日に開業した。広島市に水族館がオープンするのは約19年ぶりで、商業施設内で運営する都市型水族館は中四国地方で初めて。敷地面積は約361坪、延べ床面積は約185坪の1階建て。「水族館プロデューサー」の中村元さんが監修し、生物の観察だけでなく水中に入った気分が味わえる「水塊(すいかい)」をキーワードに、館内を6つのゾーンに分けて見どころを用意する。
水族館がある「マリーナホップ」は2005(平成17)年3月から、供用を開始し現在に至るが、賃貸借契約が終わる2025年3月以降の活用策にマリーナホップの継続案は選ばれなかったため、水族館は2024年11月末に営業を終える予定。今後の営業については関係各所と調整中といい、方針が決まり次第、ホームページで発表する。マリーナホップ解体後は、多目的サーキットを整備し、2025年に開業する予定。
2位には、ご当地キーホルダーのカプセルトイ「街ガチャin広島」がランクインした。広島市民になじみのある市中心部のローカル名物を集め、場所を象徴するロゴマークや外観をデザイン。登場するスポットは、「シャモニーモンブラン」「赤松薬局」「学生服のいとや」「広島バスセンター・そごう広島店」「広島三越」「流川銀座商店街」「胡子神社」「NAVIA」の8種類。
上位には、県内外から40種類のあんパンを集めた販売イベントや広島駅弁当(東区矢賀5)が出店した高級食パンを使ったサンドイッチ専門店「TERRA NATURALE(テッラ・ナチュラーレ)」(中区堀川町)を紹介した記事が続く。広島で撮影を行った映画「ドライブ・マイ・カー」のロケ地マップも話題を集めた。村上春樹さんの同名短編小説を濱口竜介監督が映画化した作品で、第79回ゴールデン・グローブ賞で日本映画としては62年ぶりとなる非英語映画賞を受賞している。
瀬戸内海に面し、戦前から日本を支える工業都市である呉市では、「そごう呉店」跡地を含んだ呉駅前再開発や「ビュー・ポートくれ」「旧呉市消防局・西消防署庁舎敷地」のにぎわいづくりが進む。
路面電車の駅前大橋ルート新設を含む南口広場の再整備、新駅ビルが2025年春に開業予定の広島駅周辺でも再開発が進む。広島駅南口の「広島東郵便局」跡地には今夏、地上19階建ての「広島JPビルディング」(南区松原町)が完成する予定。広島駅北口のJR西日本広島支社跡地(東区二葉の里3)にも今年9月、イベント広場、フットサルコートが誕生する。
市中心部の「旧広島市民球場跡地」(中区基町)は2023年3月、スケードボードパーク、アーバンアクティビティーサイトを備えたイベント広場に生まれ変わる。中央公園広場(基町)に建設が決まった新サッカースタジアムは2023年1月から3月ごろ一部開業し、2024年7月から9月ごろの全面開業を目指す。平和大通りや「フジグラン広島」近くに今秋開業する中四国地方初となるヒルトンホテルのフラッグシップブランド「ヒルトン広島」(中区富士見町)は、今秋のグランドオープンに向け、9月1日以降の宿泊予約を受け付けている。