4月10日「駅弁の日」に合わせ4月7日から、広島駅で全国24種類の駅弁を集めた販売イベント「全国有名駅弁食べくらべ大会」が始まる。
新型コロナ禍の影響で思うように旅行ができない昨今、ご当地の駅弁を味わうことで少しの旅気分と駅弁の良さを感じてもらいたいと、弁当や総菜の製造販売業「広島駅弁当」(広島市東区矢賀)が企画した。
弁当は「いかめし」(780円、北海道)、「網焼き牛たん弁当」(1,180円、宮城県)、「ひっぱりだこ飯」(1,080円、兵庫県)、「元祖かに寿し」(1,280円、鳥取県)など。全国の駅弁メーカーに呼びかけ、人気商品を集めた。販売は広島駅北口1階エキエキッチン前で行う。
販売時間は11時~19時(9日・10日=10時~17時)。今月10日まで。
「駅弁の日」は明治時代から、鉄道旅の友として親しまれてきた「駅弁」を新しい歴史の中でも末永く利用されることを願い、一般社団法人日本鉄道構内営業中央会が1993(平成5)年に制定した。4月10日は弁当の文字に由来する。「弁」が4と十の組み合わせであることや「当」は「とう」と読むことから決まったという。日本で駅弁が初めて販売されたのは1885(明治18)年、栃木県の宇都宮駅とされているが、7月は弁当が傷みやすいことから記念日を4月に変更した経緯がある。