小規模飲食店が集まるJR広島駅西側エリアの「エキニシ」(広島市南区大須賀町)で3月12日から、春シーズンのカキを味わう「カキまつり」が始まった。
冬の味覚としての印象が強いカキだが、広島大学で食品工学を専門に研究する羽倉義雄教授らによると、カキのうま味と味わいを決めるグリコーゲンとアミノ酸の含有量は1年のうち、2~4月が最も多いという。広島県では、2~4月に収穫した「春カキ」をPRしようとイベントを主催する。
参加店は28店。焼きガキ、ベーコン巻きカキ串、白いカキフライ、カキの天ぷら、カキラーメン、カキシャブ、カキギョーザ、カキ鍋、カキフライなど、春カキを使った料理を各店で提供する。このほか、飲食店有志8店による坂町のカキ生産者「長船養殖場」応援企画なども行う。期間中はエキニシエリアをピンク色のちょうちんで飾り付け、イベントを盛り上げる。
営業時間・営業日は各店で異なる。4月10日まで。