広島県尾道市と愛媛県今治市をつなぐ「しまなみ海道」にある生口島の瀬戸田町に2021年春、複合施設「SOIL SETODA(ソイル 瀬戸田)」(尾道市瀬戸田町)がオープンする。
築140年の蔵をリノベーションした「SOIL SETODA KURA」
瀬戸田港から程近い「しおまち商店街」活性化プロジェクトの一環として、しおまち企画(尾道市瀬戸田町)が同商店街に開業する。施設は、江戸時代末期に豪商「三原屋」が建てた築140年の蔵をリノベーションした「SOIL SETODA KURA(ソイル 瀬戸田 蔵)」と、その向かいに新築した「SOIL SETODA LIVING(ソイル 瀬戸田 リビング)」の2棟で構成する。地域の魅力を体験できる宿泊施設、飲食店、観光案内所、ラウンジスペースを備え、地域住民と旅行者が交流できる空間を作り、にぎわいの創出を目指す。
施設はいずれも木造2階建てで、延べ床面積は、「SOIL SETODA KURA」1階=約79平方メートル、2階=52平方メートル、「SOIL SETODA LIVING」1階=約98平方メートル、2階=約91平方メートル。飲食店は、まき火料理のカジュアルなレストラン「Minatoya(ミナトヤ)」、日本初出店となるポートランド発の「Overview Coffee(オーバービューコーヒー)」。宿泊は中長期滞在も可能で、観光案内所の機能を有するアクティビティセンターも用意する。
開業は4月予定。2月10日から宿泊予約を開始した。
しおまち商店街には3月、ラグジュアリーホテルブランド「アマン」創業者のエイドリアン・ゼッカさんと「ナル・デベロップメンツ」(京都市中京区)が旅館「Azumi Setoda(アズミセトダ)」、銭湯付帯宿泊施設「yubune(ユブネ)」が開業を予定する。