広島港や呉港、江田島内の主要観光施設などで4月下旬から配布が始まった江田島市初の観光グルメガイドが観光客から好評を得ている。

　観光情報や島内の飲食店83店を収録した同冊子。日帰り観光が多い島内での滞留時間延長を目的に江田島市商工会が事務局となり、江田島市や観光協会などで構成する「江田島市地域資源活用委員会」が発行した。初回発行部数2000部はゴールデンウイーク前半に在庫がなくなり、急きょ1万部を増刷した。

　飲食店情報は商工会が2年前に発行したグルメガイドの情報をベースに編集。4月時点の体験型観光施設やイベント、産直市など最新情報を盛り込んだ。同商工会の松本博之さんは「江田島市のほぼ全ての飲食店情報と観光ガイドを兼ねたガイドブックの制作は今回が初めて」と話す。

　掲載情報を常に最新にしようと今後は年2回のペースでデータの見直しを行うほか、スマートフォンに対応したサイト立ち上げも予定する。

　ガイドブックはフルカラー16ページ。各施設で無料配布するほか、同商工会ホームページでもダウンロードできる。