「ニッカウヰスキー」のラベルやポスターを手掛けたグラフィックデザイナー大高重治さんのデザイン展が現在、広島三越(広島市中区)で開催されている。
デザインやレタリングは全て手描きで仕上げ、「のりたま」「松竹梅」などのさまざまなデザインも生み出した大重さん。同展では、親交のあった「ニッカウヰスキー」創業者・竹鶴政孝生誕の地が竹原市であることやNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の人気も後押しして、「ニッカウヰスキー」に特化して開く。
7階催事場には、ひげが特徴的な男性のイラスト「キング・オブ・ブレンダーズ」の元になった原画やジンやアップルワインのラベルや化粧箱など、デッサン約40点を展示する。このほか、新聞広告まで一手に引き受けていたころのアイデアを覚書の中から抜粋したラフや、昭和25年から40年ごろまで使われていたニッカウヰスキーの化粧箱もディスプレーする。
関連展示として竹鶴政孝さんの手書きノートを復刻した資料や写真パネルも並べる。
開催時間は10時30分~19時30分(最終日は17時閉場)。入場無料。今月6日まで。