発行日は「毎年8月6日」-広島のパンクロッカーがフリーペーパー

写真手前から今回発行した別冊「TO FUTURE issue02」、「TO FUTURE issue01」、「TO FUTURE issue00」

写真手前から今回発行した別冊「TO FUTURE issue02」、「TO FUTURE issue01」、「TO FUTURE issue00」

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 毎年8月6日に「反戦、反核、脱原発=平和な未来」を目指して、広島から情報発信するフリーペーパー「TO FUTURE」の別冊が7月20日に発行された。

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 「未来へ」をテーマに掲げる「TO FUTURE」は、2005年から毎年8月6日に発行されているモノクロA5サイズのフリーペーパー。発行するのは、広島でパンクバンドのボーカルとして活動するほか、自主レーベル「BLOODSUCKER」やパンク・ハードコアのレコードショップ「DISK SHOP MISERY」(広島市中区袋町)を運営する大小田(おおこだ)伸二さん。

 「広島人として、音楽人として『ヒロシマ』というものを伝えられないか」――以前から漠然と考えていたという大小田さん。フリーペーパーの発行は6年前、同じ広島生まれの音楽仲間との間に、「ヒロシマ」に対する思いの相違や温度差を強く感じたことがきっかけ。「自分も『ヒロシマ』について、もっと知らなければと思った」と同時に、いろいろな人にも知ってもらいたいと考え、無料冊子として発行することを決めた。

 発行日には、「8月6日は広島、そして日本人にとって忘れてはならない日だと思う。その大事な日をきっかけに、平和について考えてもらいたい」と8月6日を選んだ。フリーペーパーは大小田さんとデザインなどを担当するKOMATSUさんを中心に3~4人のスタッフで制作。冊子内に設けた協賛枠を収入源として出版している。

 今回の別冊では、「脱原発」をテーマに据えた。山口県上関町の原発建設計画を取り上げ、インタビューや対談などを32ページにわたって掲載する。

 発行部数は3,000部。TOWER RECORDS広島店、DISK SHOP MISERY、DUMBレコーズ、スワロウテイル、STEREO RECORDS、横川シネマ、音楽喫茶ヲルガン座などのほか、東京や大阪など県外でも配布している。

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