広島市平和記念公園や平和大通りを中心に5月3日～5日の3日間、花の祭典「ひろしまフラワーフェスティバス」が開催される。

メーン会場の一つ「平和大通り」

　今年で34年目を迎えるひろしまフラワーフェスティバスのテーマは、「きっと咲く！つないだ手と手に　平和の花が」。「身近な隣人、友人と信頼しあうことが平和につながる」という思いを込めた広島市の主婦の作品に決まった。

　スペシャルゲストは、3日＝NHKの連続テレビ小説「だんだん」で主演した三倉茉奈さんと佳奈さん、4日＝「笑っていいとも」などに出演中のベッキー♪#さん。オープニング・セレモニーでは、昨年末に開催された「第60回全国高等学校駅伝競走大会男子の部」で6回目の全国優勝を果たした世羅高校（世羅郡）の陸上競技部が「平和の灯」を花の塔に届ける。「花の総合パレード」には、坂町の横浜戸主会による船形のみこし「曳き舟」も登場する。

　4日はハワイ、韓国、ブラジルの舞踊などが「国際交流ステージ」で披露するほか、広島国際会議場では、神楽フェスティバルを開催。「横田神楽団」「備中神楽伝承研究会」（岡山県）、「後野神楽社中」（島根県）が共演する。事前に観覧募集は締め切ったが、横田神楽団の追加公演を行う。「筆の生産日本一」を誇る広島・熊野町の筆まつり実行委員会は平和記念資料館南側で、大きな布に大きな文字を書く｢大作席書｣を披露。テレビにも出演した五日市高校（佐伯区）書道部もパフォーマンスを行う。

　5日には、高知が発祥のよさこい踊りを広島風にアレンジした「きんさいYOSAKOI」や花の塔が消灯される「ファイア・フィナーレ」を行い、3日間のイベントを締めくくる。このほか、全国の特産品が味わえる観光物産展や平和記念公園をライトアップする平和のメッセージが書かれたキャンドル、折り鶴みこしなどを予定する。

　開催期間は5月3日～5日。