広島に「昼間から飲めるバー」-バックパッカーズバーが新業態開く

バーの2階では、昼間からボトルワインを開ける女性の姿も。

バーの2階では、昼間からボトルワインを開ける女性の姿も。

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 広島のバックパッカーズバー「swallowtail(スワロウテイル)」(広島市中区薬研掘)は2月25日、本通りそばに昼間から営業するバー「swallowtail」(本通り、TEL 082-577-3270)をオープンした。

店頭でライブペインティングもおこなった「swallowtail」

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 電車通りにも近く人通りの多い場所に路面店としてオープンした同店のコンセプトは、「昼間から飲めるバー」。壁面にガラスを使い、店内で飲んでいる様子を通りからのぞけるように工夫した。2階建てで、元飲食店の居抜き物件を改装した同店の店舗面積は約30坪。席数は1階=15席、2階=28席の計43席。

 1階は、バーカウンターとハイテーブルで構成。「夜のバーをそのまま昼に持ってきた」とオーナーの冨恵洋次郎さん。2階は「ゆったりできるように」(同)ソファや本棚を設け、カフェのような空間を演出。本棚には小説、雑誌、写真集などを置き、最終的には約1,000冊の書籍をそろえる。2階にはライブができるようにアコースティックギターや音響スピーカー、スポットライトも用意する。

 同店のメニューは、「飲みながら食べられるものが多い」(同)のが特徴。つまみ用のライトフードとカフェメニューのデザートは時間に関係なく提供する。主なメニューは、「BARカウンターの生ハム」(900円)、「鴨のロースト」(600円)、呉市で海の家とカフェを運営する「波輝カフェ」(呉市)から取り寄せた「ちえちゃんのチーズケーキ」(500円)など。ディナータイムでは、「4種のチーズピザ」(1,200円)、カルボナーラ(1,000円)なども提供する。

 ランチタイムでは、小分けにした10品のおかずがセットになった「その日の10品が楽しめるランチプレート」(1,000円)、サラダとスープがセットになった「広商肉玉ライス」(600円)、「スワロウライス」(700円)のランチセットを用意。広商肉玉ライスは、冨恵さんの母校、広島県立広島商業高校の食堂で出されていた一品だという。

 ドリンクメニューは、生ビール、ハイネケン、グラスワイン赤・白(以上各500円)、カクテル(600円~)。メニューに載せきれないほどの種類があるカクテルは、バーテンダーに「飲みたいものを伝えて自分好みのカクテルをオーダーするのがおすすめ」(同)。そのほか、オリジナルブレンドコーヒー(500円)やカフェオレ(600円)、チョコミルク(550円)、アッサムティー(600円)、店内でたてる「お抹茶」(350円)、昆布茶(350円)などのソフトドリンクも。生ビール、ハイネケン、グラスワインほか一部アルコールは17時まで価格を下げ、400円で提供する。

 薬研掘店では「仕事終わりに同業者が訪れることが多かった」(同)が、営業時間や立地も変わり、客層は20代をメーンに見込む。想定客単価は昼=約800円、夜=2,500円前後。幅広い世代が入りやすい店を目指す冨恵さんは、「バーに来たことが少ない若い子にここでお酒の飲み方を知ってもらって流川や薬研掘の歓楽街へ行ってもらえれば」と笑いながらも、「世代を超えてコミュニケーションを図れる場にしていければ」と話す。

 営業時間は11時30分~24時30分(ランチタイム=11時30分~17時、ディナータイム=17時~23時30分)。

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