鷹野橋のフランス菓子店「ポワブリエール」(広島市中区)の2階から4月に移転オープンしたイタリアンレストラン「アレックス」(安佐南区緑井6、TEL 082-870-5877)の中庭に約3メートルのオシロイバナが生えている。
イタリアンレストランの中庭に生えた「巨大オシロイバナ」(関連画像)
赤や黄色の花をつけ、通常80センチから1メートルに育つ1年草のオシロイバナ。同店では、殺風景な中庭に緑を増やそうと植えた花や植物の中に野生のオシロイバナが生えた。とげのない、黄色い花が育つモッコウバラとアスパラガスの1種を一緒に植えたプランターにオシロイバナが芽を出し始めたのは6月ごろ。「当時は何の植物か分からなかった」と同店店長の島田千佳さん。ひまわりのような葉が印象的だったという。
何の植物か分からないまま、水と2カ月に1度モッコウバラ用に与えていた植物用の栄養剤ですくすくと育っていった植物。四方八方に広がった枝は、通路の邪魔になり切ろうかと考えたこともあったが「夏場には日よけになるし」と切らずに置いたという。夏も終わり、再び伐採を考えた10月中旬にピンク色の花を付け、初めてオシロイバナだと判明した。
オシロイバナだと発覚した後、異常な高さに成長にしていることに気づき、その長さを計ると高さは約3メートル10センチに。通常のオシロイバナの高さを急いで調べ、その大きさにびっくりした島田さんと同店シェフのブッシ・アレッサンドロさんは「おばけオシロイバナ」と名づけた。根元に近い枝の太さは約1.6センチと力強い。島田さんは、「中庭の日当たりと風通しが良さも影響したのかも」と高く伸びたオシロイバナを見上げながら話す。
同店の営業時間は11時30分~15時、17時45分~22時。火曜定休。