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広島で移住促進イベント「小商いメッセ」 御手洗、上下町でテーマ絞って情報発信

東京・有楽町で開催した「広島小商いメッセinトーキョー」での様子

東京・有楽町で開催した「広島小商いメッセinトーキョー」での様子

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 呉市・御手洗(みたらい)で11月6日から、府中市上下町で11月13日からそれぞれ3日間、地方移住の新スタイル「小商い」を実体験する移住促進イベント「広島小商いメッセ」が開催される。

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 小規模な商売「小商い」を地方に移住して実現させたい首都圏の若年層増加を背景に、広島県がイベントを企画した。旅をしながら本を売り歩く「放浪書房」店主で、小商いを通じたライフスタイルを提唱する富永浩通さんをプロデューサーに招き、商いによるコミュニケーションを新たな地域の魅力として定着させようと取り組む。

 開催エリアは海の街「御手洗の重伝建地区内」と山の街「上下町の白壁の町並み」。歴史的な文化遺産を活用したプロジェクトやキーマンの活躍により、移住者の受け皿作りが進む地域をモデルケースに選んだ。出展場所には空き店舗を活用し、使われていなかった場所もイベントを機に修繕や清掃を進める。

 出展するのは、県内外で小商いを実践したことがある30代を中心とした約66人。このうち、約16人は県外から集まった。土曜・日曜を主に集客を見込み、両エリアで30人前後が手作り雑貨や古書の販売を行う。出展者は各地域で異なる。

 広島県地域政策局地域力創造課の門永さんは「手に職を持つ人や地域に関心がある人の中には、新たな1歩をどう踏み出せばいいのか、戸惑う姿も見られる」と話す。同イベント事務局では、関わり方についてアドバイスを行い、本人の希望とマッチングを目指す一方で、各地域のキーマンによる取り組み紹介など、テーマを絞って情報発信を行い地域への関心を高める。門永さんは「生活の選択肢を広げるためにも、まずは地域に来てほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~17時。開催日は御手洗=11月6日~8日、上下町=11月13日~15日。

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