アーティスト「のびアニキ」―ドラえもん風のかぶりものでライブ

写真=のびアニキ

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 アーティスト・のびアニキをスペシャルゲストに招いたイベント「BEGGARS BANQUET」が11月3日・4日、カフェレストラン「アイナハイナ・ハワイアン」(広島市中区十日市町1、TEL 082-233-1234)で行われた。主催者のスライムさんが「面白いから」と、同イベントにのびアニキを招いた。

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 のびアニキとは、アーティスト・金子良さんが演じるキャラクター。ドラえもんの登場人物のび太の格好で、街中でパフォーマンスを行う。広島では、今年行われた新公募展「Re-Act」で審査員賞椹木野衣選を受賞。夜は広島の街に出没し自分自身を撮影、翌日にはその映像を流しながら広島市現代美術館で布団を敷いて眠るという展示を約1カ月間行ったことでも知られている。

 同イベントでのびアニキが登場したのは2回。紙で作られた「どこでもドア」が中央に置かれ、ドアの前には3体のマネキンの頭が並べられているというシチュエーションで始まった「老人福祉施設つくしんぼ」のライブ。どこでもドアが開かれるたびにドラえもんのキャラクターの絵が演奏に合わせてすり替わっていくなか、その絵の後ろに待ち構えるのびアニキの登場をまだかまだかと見守る観客。演奏のクライマックスにバットを持ったのびアニキがどこでもドアから登場、頭には「ドラえもんが恋しくて作った」(のびアニキさん)という「ドラえもんのような」かぶりものが。そして並べられたマネキンの頭をバットで次々と叩くというパフォーマンスを行った。演奏が終わるとのびアニキが一礼。会場からは「最高」「すごい」などの言葉が寄せられた。

 次に登場したのは22時すぎ。このときにはバンド演奏者全員がのびアニキと同じオレンジ色のセーターに白のカッターシャツを着用して登場。「のびアニキ化計画」なるものが実行された。「本物の」のびアニキが登場したのは3曲目の最後の曲。激しい音楽に合わせて、頭や手を振りかざし、シャウトするのびアニキ。最後には「ドラえもん!ドラえもん!」とマイクで叫び続けながら演奏を終えた。

 会場では、各アーティストらがユニークな音楽演奏を繰り広げ、その映像がステージのバックにアレンジされ、映し出されていた。参加アーティストは、EYESCREAM、バルセロナ88、Speaker Gain Teardrop、ポポポロ、ゴトウイズミ、老人福祉施設つくしんぼ、のんべんだらり、貞永聖文。映像を手がけたのは「ONSUIENCOU」のメンバー。会場の一角ではムカイガワアヤさんによるボディーペイントなども行われた。会場では、約30人以上の来場者がドリンクを片手にライブを楽しんだ。

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