福屋広島駅前店（広島市南区松原町）で3月26日から、「われらのカープ写真展」が始まった。

黒田投手を特集したコーナーも

　地元開幕戦に合わせて毎年開く同展。会場には日南と沖縄キャンプに参加した選手の写真パネル20点と新人選手を特集したパネルを展示する。今季、話題を集める黒田投手のコーナーも併設。黒田投手への「ありがとう」を伝えようと、2006年のチーム残留を受けて企画した「感動をありがとう写真展」で使った写真と集まったメッセージ695件から約30件を抜粋し、大型パネルに出力する。

　チーム復帰が明らかになった昨年12月27日に急きょ、懸垂幕の取り付けを決めた八丁堀本店の外観写真は発注エピソードを交えて紹介する。復帰を喜ぶファンがメッセージを書き込むノートも引き続き用意した。「2006年にはチーム残留でファンが、2007年にはFA権行使で黒田投手がそれぞれ涙を流した」とイベントを担当する福屋販売促進部の佐々木光憲さん。「2015年はファンも選手も黒田投手もみんなで涙を流せたら」と思いを込める。

　カープの歴代マークを使ったイニシャルモノグラムシリーズ第2弾「PINK ON RED」も同展に合わせて販売を始める。5年前にカープ公認ブランドとして福屋が立ち上げ、トートバッグやアイフォーンケース、ハンカチなど7点のオリジナル商品を数量限定で取りそろえる。物販スペースには黒田投手のグッズを増やすなど、盛り上がりは売り場構成にも表れている。

　土曜・日曜の試合終了後には混雑が予想されることから、コーナーを一部拡充して対応に当たるという。写真パネルは期間終了後、抽選で希望者へ進呈する。

　開催時間は10時～20時。4月1日まで。