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雪・氷のブロックで作るドーム状住居「イグルー」、広島・過疎の豪雪地帯で選手権

賞金総額は30万円。参加者の半数以上はウインタースポーツ未経験者だったという

賞金総額は30万円。参加者の半数以上はウインタースポーツ未経験者だったという

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 中国地方で有数の過疎高齢地域、広島・安芸太田町の恐羅漢スノーパーク(安芸郡安芸太田町)で2月3日、「第1回世界イグルー選手権」が開催される。

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 カナダ北部のイヌイットが狩猟時に雪や氷のブロックで作るドーム状の簡易住居「イグルー」作りを競う国際大会は、スキーやスノーボードをしない人にも雪に親しんでもらおうと同町が企画。町内が大規模なスキーエリアに該当することから、スノーリゾートとしての地域ブランディングを図る。

 参加はチーム単位で受け付け、1チームあたりの人数は4人~6人。子どもから大人まで参加できる間口の広さが特徴で、「芸術性」「スピード」の2部門で競う。すでに各部門で募集した定員20チームに達しており、「県外や海外など幅広い応募があった」と同町観光協会事務局長の吉田秀政さん。このうち40%はSNS経由での申し込みだったという。

 競技では、ルールにのっとって制限時間内にイグルーを制作する。作業の段取りや役割分担を行う際のチームワーク、リーダーシップが重要なことから、「企業の人材育成や学校の教育プログラムにも有望」と吉田さん。団結力や絆を鍛えることができる場としての市場価値を高め、豪雪地帯特有の商材の商品化を目指す。

 開催は10時から。見学自由。

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