しりあがり寿さんのアニメーションによる新作インスタレーション

オヤジの顔 ©Shiriagari Kotobuki

オヤジの顔 ©Shiriagari Kotobuki

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 漫画家・しりあがり 寿さんの映像・インスタレーションを使った個展「オヤジの世界」が7月28日より、広島市現代美術館(広島市南区比治山公園、TEL 082-264-1121)で始まる。

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 ラフな線画で描く作風と独特なストーリー展開で知られるしりあがり寿さんは、「時事おやじ2000」「ゆるゆるオヤジ」で第46回文藝春秋漫画賞(2000年)を、「弥次喜多in DEEP」で第5回手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」(2001年)を受賞。今年は「この1年にフランスで出版された漫画44選に選ばれた。

 同展では、しりあがりさん寿さんが近年取り組み始めたアニメーションを使ったインスタレーションを展示。アニメーションでは運動する人物や動物などを撮影した実写映像数枚をトレースし、メーンキャラクターの「おやじ」の顔をモニターや布、スクリーンなど、さまざまなものに投影する。

 同展担当者は「映像は、ユーモアがあるが少し不気味な雰囲気も感じられるのでは」と話している。開催に合わせて広島パルコ新館のカフェリブロでは、原画やアニメのサンプル映像、書籍などを展示するサテライトカフェを開設する。

 開催時間は10時~17時(7月~8月の土曜は19時まで)。月曜休館。入場無料。10月14日まで。7月28日14時から、サイン会も実施する。

しりあがり寿広島市現代美術館

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