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被災地の子どもたちに絵本を届けよう-広島のカフェ店主らが支援活動

絵本を募集する箱の横には募金箱も並べる

絵本を募集する箱の横には募金箱も並べる

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 被災地の子どもたちに絵本を届けようとする取り組みが現在、広島市内のカフェ併設ギャラリー「Puu...」(広島市南区金屋町、TEL 082-261-2200)で行われている。

絵本を集めるカフェギャラリー店内

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 絵本集めは同店を昨年夏にオープンした店主の高橋涼子さんと友人の大村恵さんが、東日本大震災以降に始めた取り組み。同店を開くまで、予備校で職員として教育の現場に関わってきた高橋さん。被災地の子どもたちに心理的な悪影響も出始めているという情報を聞き、「子どもたちの心の癒やしや支えになれば」と大村さんと絵本の募集を始めた。高橋さんは同店で、大村さんは地元の東広島で、それぞれ呼びかけを行う。

 3月16日から27日までに集まった絵本の数は225冊。ブログで募集を告知した次の日、「小学生の子どもを持つ女性が絵本を持ってきてくれた」と高橋さん。子どものためにとっておいた本を送ってくれた女性や知り合いにも声をかけてくれている常連客も多い。

 集まった絵本は、東京で妊婦向け衣類の企画や製造、販売などを手がける「PeaPod」(東京都世田谷区)を通して被災地へ送るか、現地の状況を見て大村さんらが持っていく予定。

 募集は4月24日まで。同店では被災地へのメッセージも同時募集する。

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