食べる

広島に低糖質のお好み焼き 老舗店が開発、特定原材料7品目を使わないメニューも

低糖質お好み焼きを開発した店主の中川健さん

低糖質お好み焼きを開発した店主の中川健さん

  • 44

  •  

 広島のお好み焼き店「仔ぐま」(広島市佐伯区楽々園5、TEL 082-922-0791)が10月1日から、糖質制限した「低糖質お好み焼き」の販売を始める。

低糖質やグルテンフリー、特定原材料7品目を使わないお好み焼き

[広告]

 1970(昭和45)年から営業する同店。厚生労働省が発表した日本人の糖尿病疾患予備軍が約3000万人いることから、糖質制限食の必要性を感じてメニュー開発に着手した。2013年には卵、乳、小麦などの特定原材料7品目を使わない「7大アレルゲンフリーのお好み焼き」(690円)を開発。来店客のアレルギー症状によって使う食材を組み合わせるカスタマイズにも対応する。

 2年後には来店客の要望から小麦粉(グルテン)を使わない「グルテンフリーのお好み焼き」(690円)をメニューに加えた。糖質制限中やセリアック病でグルテンを摂取できない患者でもお好み焼きが食べられるよう、麺と生地部分をグルテンフリーで仕上げ、原材料も見直した。1食あたりの糖質はお好み焼き(230グラム)=17グラム、ソース(50グラム)=5グラム。

 低糖質のお好み焼き(1,000円)はグルテンフリーのお好み焼きの技術を応用した。1食あたりの糖質はお好み焼き=16.6グラム、ソース=3.2グラム。麺はおからと大豆を主原料とし、生地は卵白とおからを使った。ソースも製造会社と開発したオリジナルという。

 同店ではダイエット食にとどまらないよう、病院の協力を得て血糖値の上昇を確認したほか、グルテンフリー食品としても売り出す。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。「低糖質」「7大アレルゲンフリー」「グルテンフリー」お好み焼きは事前予約が必要。今年11月からは自社を始め、高島屋などオンライン販路も拡大する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース