広島・宮島口のフェリー乗り場近くに3月11日、イタリア料理店「POLIPO(ポリポ)」(廿日市市、TEL 0829-56-5308)がオープンした。
同店は、関西のイタリアン「さくらぐみ」で働いていた山川直紀さんが独立開業した店。海が見える立地からイタリアのナポリを想像した山川さん。店は車や公共交通機関で訪れることができ、対岸に観光資源がある宮島口へ構えた。イタリア語で「タコ」を意味する店名の「ポリポ」には、オールシーズン提供できるタコにかけて、「いつでもおいしい料理を提供したい」という思いを込めた。
店内は白を基調に統一。「イタリアに来た気持ちになってほしい」と什器やカトラリー、壁面のイラストなどをイタリアから輸入してそろえた。店舗面積は約40坪、席数はテーブル50席。
メニューは、ピザやパスタとデザート、ドリンクがセットになった「おまかせ料理」(2,460円~)2種類のほか、牛の胃袋とハチノスのトマトを煮込んだ「トリッパフィオレンティーナ」(1,000円)、水牛のモッツアレラチーズとトマトのサラダ「インサラータカプレーゼ」(1,600円)などの一品料理と直径30センチのピザ「マルゲリータ」(1,500円)、「カプリチョーザ」(1,900円)、パスタ「ボンゴレ」(1,500円)など。まきで焼くピザ窯はイタリアから輸入した。
ドリンクは生ビール(450円~)、ワイン(500円~)コーラ(350円)、レモングラスジュース(500円)など。ナポリで定番というドルチェ「ババ」(500円)も用意する。
「アラカルトメニューが分かりにくいときは『おまかせ料理』がオススメ」と山川さん。セットのパスタやピザなどは日替わりだが、オーダー時に客のリクエストや相談も受けるという。客単価は、昼=約2,000円、夜=約4,000円。
食材もイタリアから仕入れるなど、イタリアにこだわる山川さん。シーズンを問わず、「人が人を呼ぶ店にしたい」と今後は主婦層など女性が利用できるよう価格帯を下げた1,700円~1,800円のランチなど、徐々にメニューを増やし、リピーターの定着を狙う。
営業時間は11時30分~21時。祝日を除く月曜定休。