世界遺産「厳島神社」大鳥居の沖合で8月14日、約5,300発の水中花火を打ち上げる「宮島水中花火大会」が開催される。対岸の宮島競艇(廿日市市)では、例年多くの人でにぎわう花火大会の開催に合わせ、場内の一部と駐車場を無料開放する。
「ファンサービスの一環」と位置付けて行っている競艇内の無料開放では、場内の第1・3・4投票所付近とキッズエリアを開放。昨年に比べ、開放エリアを拡充したことで、座席を約500席から約1,500席に増加した。花火大会に合わせた無料開放については、「特に告知はしていない」(宮島競艇施行組合)が訪れる人は多く、同時開放する収容台数994台の競艇駐車場は早くに満車になるという。
これまでは無料開放のみを行ってきたが、今回は競艇選手と一緒にボートへ乗ることができる「ペアボート教室」や場内仮設ステージでのライブ、トークショーなどイベントを実施し、アミューズメント色を強めた。このほか、場内ではビールなどのドリンクや軽食の販売も行う。
宮島水中花火大会は、水中尺玉(30センチ玉)100発を海中に投げ込む水中花火が特徴的な花火大会。大音響と共に炸裂する花火と朱の大鳥居、厳島神社の社殿が幻想的に浮かび上がることから、日本花火百選では「最高のロケーション」と写真愛好家から高く評価されている。
場内の開放予定時間は17時30分~21時30分。駐車場及び駐輪場は23時まで。問い合わせは宮島競艇施行組合事務局(TEL 0829-56-1122)まで。