今年8月に閉館した「そごう広島店 新館」（広島市中区基町）跡が複合型商業施設「パセーラ」としてリニューアルする。ビルを所有するNTT都市開発（東京都千代田区）が10月16日に発表した。

広島城を一望できるパセーラの屋上庭園

　「そごう広島店 新館」は8月まで営業してきたそごう広島店の別館。パセーラ、そごう広島店新館、リーガロイヤルホテル広島で構成する「基町クレド」内で営業していたが、賃借契約の満了を理由に閉館している。

　新たなパセーラは、新館跡を中心に施設を構成し、隣接して営業中の「パセーラ」とともに施設全体を刷新する。パセーラ、リーガロイヤルホテル広島、広島バスセンターとの結節点である6階フロアをベースとして高層ゾーンには、遊ぶ、食べる、癒やされるといった新たなコト消費の提供を目指したサービス、エンターテイメント性のあるテナントを誘致する。低層ゾーンには、ライフスタイル提案型テナントを集積。「広島市都心部での過ごし方を変える拠点」をコンセプトに施設再生を進める。「ひろしまゲートパーク」をはじめとする周辺公園施設との接点になる複合型商業施設を目指す。

　第1弾として、パセーラ6階フロアの屋上庭園「スカイパティオ」が来年春をめどに先行リニューアルオープンする。広島城を一望できる開放的なロケーションが特徴。リニューアル後は、大画面モニターを新設し、ナイトビューを生かしたルーフトップバーも開設する。リラックスできるように配慮した噴水、水遊び広場なども整備。子ども連れの利用客も楽しめる環境を作る。