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広島の清掃工場に1日限定レストラン 食品ロス削減目的に

「フードロスレストランひろしま」イメージ図。広島市環境局中工場の貫通通路「エコリアム」を客席に使う

「フードロスレストランひろしま」イメージ図。広島市環境局中工場の貫通通路「エコリアム」を客席に使う

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 食品ロス問題をテーマにしたレストラン「FOOD LOSS RESTAURANT HIROSHIMA(フードロスレストランひろしま)」が10月1日、清掃工場「広島市環境局中工場」(広島市中区南吉島1)に1日限定でオープンする。

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 主催は広島市が進める食品ロス削減活動の支援を目的にした「フードロスレストランひろしまプロジェクト」。開催時期に廃棄が多くなる食材を使い、工夫をこらした料理を提供する。イベントに合わせて開発したオリジナルレシピは公開し、家庭などでも再現できる内容にするという。

 広島市から排出される手つかずの食品や食べ残しなどの食品ロスは、年間約2.9万トン(2022年度推計)とされ、マツダスタジアムの約1.2杯分に相当する。広島市は4月、「広島市食品ロス削減推進条例」を施行している。広島ガス、フレスタなどの地元企業と共に、食品ロス削減に対する意識啓発に取り組む。

 レストランは事前予約制で、定員は30人。応募はホームページで8月31日まで受け付ける。応募者多数の場合は抽選。参加費は1人3,000円。

 営業時間は11時~14時(予定)。

 会場となる「広島市環境局中工場」は老朽化に伴い、2004(平成16)年に建て替えた清掃工場。建築家の谷口吉生さんを中心に設計を行なった。近年では映画「ドライブ・マイ・カー」のロケ地にも選ばれている。

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