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広島市が市所蔵のカープ関連資料展示 市民団体によるトークイベントも

「カープ・ミュージアム設立プロジェクト」に参加する学生の田儀さん、横山さん(写真右から)

「カープ・ミュージアム設立プロジェクト」に参加する学生の田儀さん、横山さん(写真右から)

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 広島市が所蔵する広島東洋カープの関連資料を集めた企画展が6月3日から、「合人社ウェンディひと・まちプラザ」(広島市中区袋町)で始まった。

「カープかたりべの会」によるトークイベントの様子

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 「広島市所蔵資料でたどるカープの軌跡」と題し、戦後復興に立ち上がった広島市民に大きな影響を与えたカープの誕生から現在までをアイテム約50点、パネル約20枚で紹介する。

 広島市が所蔵のカープ資料を一般公開した前回は、カープが25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした2016(平成28)年。旧日本銀行広島支店で行った。

 7年ぶりの公開となる今回は、カープ関連資料の保存と継承を目的に活動する市民団体「カープかたりべの会」が共催し、球団の歴史を振り返るトークイベントを会場で開く。「カープ・ミュージアム設立プロジェクト」メンバーの広島市立大学の学生7人も参加し、このうち2人が語り部としてデビューした。

 このほか、1950(昭和25)年に広島野球倶楽部が発行した株券を学生が主体となり復刻した。株券の復刻は、市民団体が昨年実施したワークショップで寄せられたアイデアがきっかけになった。株主名には「市大 鯉軍」とし、プロジェクト名を入れる。トークイベントの参加者に抽選で進呈しているという。会場には当時の株券も展示しており、見比べることもできる。

 同プロジェクト学生代表の田儀千尋さんは「活動を通じてカープの歴史を学びたいと思い参加した」と話す。学生副代表の横山琉夏さんは「私たちの活動が広がれば、カープを応援する人も増えるのでは」と意気込む。

 開催時間は10時~17時。トークイベントの情報は「カープ・ミュージアム設立プロジェクト」公式ツイッターで発信する。6月11日まで。

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