ふりかけ「旅行の友」を販売する広島の老舗ふりかけメーカー「田中食品」(広島市西区東観音町)が9月1日、新商品の豆菓子「タナカの旅行の友ピー」を販売した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、気軽に人と会うことや旅行に出かけることが難しくなった現在、少しでも早くコロナ禍前の生活に戻れるようになればとの思いから、菓子食品総合商社のMDホールディングス(東大阪市新庄4)とコラボし、商品化した。
「旅行の友」は、大正初期から自然の素材を主原料に作られたふりかけ。日本独特の習慣となっているふりかけ文化をつくったともされ、2021年で105周年を迎えた。カルシウムを豊富に含み、1食分(約2.5g)で牛乳 40㏄ (いりこ 3~4匹分)に相当するという。
豆菓子は、寒梅粉でコーティングしたピーナッツに「旅行の友」を巻きこんだ。サクサクとした食感が特徴といい。同社担当者は、「コロナ収束後の旅行の『お供』になれば」と話す。
価格は378円(1パック=7袋入り)。